7月末まで東京で開催されていた「西洋更紗 トワル・ド・ジュイ展」に行く機会に恵まれなかったので、同時期に出版された《フランスの更紗手帖》を購入しました
♥フランスの染織文化は 17世紀後半にマルセイユにインド更紗が伝来したことで大きな変貌を遂げ、そののちフランスらしいオリジナルデザインの更紗が多く作られるようになったそうです。
この本ではフランス国内の3つの美術館を取り上げながら、それぞれの歴史やプリント生地の特徴が多数のデザイン画や見本帳、版などとともに紹介されています。
またマリー・アントワネットをはじめとする宮廷婦人たちを美しく華麗に彩ったテキスタイルの数々と共に、フランスの歴史も語られとても興味深い内容です。
(当時の衣装もいっぱい掲載されています♪)フランス更紗の歴史を伝える以下の3つの美術館が詳しく紹介されています。
●アルザス地方の小都市ミュールズの「
ミュールズ染色美術館」
●パリ南西にありヴェルサイユ宮殿にも近い街ジュイアンジョザスの「
トワル・ド・ジュイ美術館」
●南仏ローヌ川岸の小都タラスコンの「
ソレイアード南仏テキスタイル美術館」
ペルシャ発祥と言われインドで2000年以上の発展を遂げたインド更紗は日本にも室町時代に伝来し、友禅染めにも影響を与えたそうです。
現在販売されているのはオリジナルデザインから版をおこして作られた復刻版トワルドジュイ生地ですが、18世紀頃の人物・風景、神話、天使のモチーフが多く、カルトナージュにこの生地を使うと上品でエレガントな作品に仕上がる気がします
A5判/220ページほどの本ですが、レイアウト・写真が素敵で記事もとても読みごたえのある本です。本が傷まないようにカルトナージュでまた
ブックケースを作る予定です。
フランスに行ったときに訪れたい美術館がまた増えちゃいました
♪♥札幌市豊平区内の自宅にてカルトナージュ教室を開いています。楽しみながら学んで頂けるよう丁寧なレッスンを心掛けています。
レッスンの詳細はこちら(☆)をご覧ください。
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